キスミー!

さあ、今日から新たなシリーズの始まりでございますよ!
綺羅です(*´∀`*)
IMG_1246

いま勉強しているのが笙という和楽器なのですが、普及してないことこの上ない!/(^o^)\
IMG_0813
笙は笛の一種で平安時代に中国から渡ってきて雅楽の和音を担当してきました。
これが西洋に渡ってハーモニカになったという説もあります。
この独特の形、伝説の鳥、鳳凰が羽を休めた形とされて別名「鳳笙」と呼ばれています。

なぜ普及していないかというと、
演奏前、演奏後、ときには演奏の合間に火鉢(現在は電熱器が多いです)で温める必要があるのと、雅楽のチューニングが独特で現代曲に合わせにくいというのもあります。(筝は駒を動かす、龍笛は吹き方で調整可能)
IMG_0896

☆楽器を温めるわけ
笙にはリードがあり、それを支えて音程を調整するために蜜蝋を使用しています。温めないと蜜蝋が硬いままでリードがよく振動しなかったり、破損するおそれもあるのです。デリケートすぎる/(^o^)\

☆独特のチューニング
通常の楽器のチューニングはAが440Hzとされています。クラシックの世界ではもう少し高めなことが多いです。
雅楽ではAが430Hzです。低い!
しかも、ピアノとかの平均律じゃないんです!
ピタゴラス音律(ピタゴラス律)です!5度の和音の響きが綺麗!
でも演奏できる調とかに制限がかかります/(^o^)\

じゃあ、古典的な雅楽をやるのでなければどうするの?ということになります。
すると、笙のチューニングを変えるか、他の楽器のチューニングを変えるしかありません!

そのへんのお話は次のブログで!

とれとれきゅん!