【連載小説】トワイライトブルーを待ちながら 第7話「twilight blue」

※注意:この小説の主人公をはじめとした登場人物は偶然にも私と周辺の方々に似ているところもありますが、全くの架空の人物です。
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あれから時は経ち色々あった。
時には離れ離れになり、時には許し合った。

愛だけでは超えられない壁があるのということも今ではわかっているつもりだ。

だが、
逆に今だからわかることもある。大切なヒトとの時間は無理してでも作らないといけない。
いつ儚く消えてしまうかもしれないものだから。
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オレはまだ何が信じられるかわからないけど日々目の前の普通の幸せをひとつずつ大切にしていきたいと思ってる。

あの日見たトワイライトブルーを待ちながら。

「twilight blue」

忘れていた
ぬくもりと
覚えていた
スノーブルームのトワレ
いつか気持ちが冷めてしまうのが怖くて
このまま真っ直ぐな心のまま
別れるのなら
それもいいさなんて
つまらない意地の張り合いをした
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twilight blue
あなたがいない夜にも
twilight blue
それでも明日はやってくる
失った痛みだけがいつまでも消えないけど
あなたがいない空は
twilight blue

荷物をまとめる あなたの
思い出だけ 心の中で
忘れられた写真はあの頃のままで
いつの間に心が移り変わっていたのに気付き
今となってはもう届かないあなたの
名前を呼んだ
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twilight blue
当たり前の幸せは
twilight blue
見失ってから気付く

いつかふたり本当に大切なものに気付けたならばきっと

twilight blue
あなたがいない夜にも
twilight blue
それでも明日はやってくる
つまずいて振り返ればいつもそこにある
あなたがいない空は
twilight blue

~完~

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